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2007年08月14日

実は、ソクラテス・メゾットと答案練習会は似たもの同士……教育学の立場からの検証

ロースクール(法科大学院)では、ソクラテス・メゾットが重視されているようです。
他方、司法試験界では、答案練習会(答練、記述式問題を解いて添削者に答案を添削してもらう)が広く行われている。
ロースクール(法科大学院)関係者には、答案練習会を嫌悪する意見が少なくない。
他方、司法試験界では、ロースクール(法科大学院)を嫌悪する声もあるらしい。

ところがこの議論、教育学の立場からの検証がほとんど行われていない(少なくとも管理人は、教育学の学者が法曹養成教育をしっかりと検証した論文、を見たことがない)

ところで、教育の様式には、模倣的様式変容的様式の二種類があるという。

ざっくり説明すると

模倣的様式……受講者にマネをさせて知識・思考を直接与える

変容的様式……受講者に自らの知識・思考に誤りがあることを認識させ、受講者自身が自らの知識・思考を改めさせて、受講者が知識・思考に近づく

ということになるらしい。


変容的様式……受講者に自らの知識・思考に誤りがあることを認識させ、受講者自身が自らの知識・思考を改めることで受講者自身が知識・思考に近づく

はまさに、ロースクール(法科大学院)で実施されているソクラテス・メゾットそのものです

ところが、答案練習会(答練、記述式問題を解いて添削者に答案を添削してもらう)のプロセスを詳しく分析してみると

1.答練に備える……自らの知識・思考を形成する

2.問題を解いて答案を提出する……自らの認識を示す

3.添削された答案が返却され(間違いを指摘されて)落ち込む……自らの知識・思考に誤りがあることを認識する

4.間違えた点を復習する……受講者自身が自らの知識・思考を改める

なんと、

変容的様式……受講者に自らの知識・思考に誤りがあることを認識させ、受講者自身が自らの知識・思考を改めることで受講者自身が知識・思考に近づく


と一致するではありませんか

もし

ロースクール(法科大学院)

のソクラテス・メゾット


   と


司法試験界の答案練習会

   が

 ともに


変容的様式……受講者に自らの知識・思考に誤りがあることを認識させ、受講者自身が自らの知識・思考を改めることで受講者自身が知識・思考に近づく


 の教育様式であるならば、


ロースクール(法科大学院)

のソクラテス・メゾット


   と


司法試験界の答案練習会


   との違いは

口頭でするか


書面でするか



 という伝達手段の違いでしかない


 それなのに

どうして、ロースクール(法科大学院)は答案練習会を嫌い、答案練習会を開くことを拒むのだろうか。

答案練習をネット上でもしたいロースクール生(法科大学院生)は

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参考文献



参考・答案練習会をめぐる最近の動向
posted by 一法科大学院卒業生 at 12:40 | TrackBack(0) | 新司法試験・法科大学院への誤解について
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2007年07月30日

植村栄治教授の2007年答案練習会で出題された問題(一部)を入手しました。 

「新司法試験、考査委員の慶大教授が類題演習」

というニュースを聞かなくなってから、ずいぶんと経ちました。

(どなたかが刑事告発をしたとのニュースを見ましたが、微罪処分が関の山でしょうね)

 この話題に接して疑問に思ったことが一つありました。

 それは、

植村栄治教授の2007年答案練習会では

どのような問題が扱われていたのか。


 その疑問を解消すべく、植村栄治教授の2007年答案練習会で出題された問題を(様々なツテを頼って)探してみました。


 そして、


 植村栄治教授の2007年答案練習会で出題された問題の


 入手に成功しました(誰から入手したのか、それは秘密です)

 そこで、

 植村栄治教授の2007年答案練習会で出題された問題 

法務博士SNS(完全招待制)



 内で順次、公開しています。

招待状の入手方法は下記を参照してください。招待状入手方法とその他
posted by 一法科大学院卒業生 at 00:00 | TrackBack(0) | 新司法試験・法科大学院への誤解について
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2007年07月11日

新60期の現場での評価は良い、らしい

「(民事裁判修習を担当した)裁判官の評価を聞きました。
皆さん口を揃えて
「旧司法試験の人たちより、

遙かに真面目で能力がある

法科大学院について初めは疑問だったけれど、さすが2年間の教育の成果はある」」

http://blog.livedoor.jp/eiji_inose/archives/2007-02.html#20070225 より

 新しい制度や仕組みの申し子である、法科大学院卒業生や新司法修習と直に接する(民事裁判修習を担当した)裁判官たちが肯定的に捉えているのです。


新しい制度や仕組みが導入されるとき、

 大抵の場合、新しい制度や仕組みを否定的に捉える人々が大勢を占めるのです。

 予防接種然り、映画全盛期に登場したテレビジョン然り、90年代に登場したネット証券然り

 そして、新しい制度や仕組みに瑣末な問題が生じると、否定的に捉える人々は大げさに騒ぎ立てるのです。

 19世紀の泡沫会社然り、90年代半ばのソフトバンク然り(当時はソフトパンクと揶揄されていました)、90年代末のネットバブル然り、

 ところが、新しい制度や仕組みと直に接する人々の間から、

新しい制度や仕組みを評価し、肯定的に捉え、受容する動きが生じるのです。

 広く薄く資金を集める仕組みを備える株式会社制度然り、情報を世界中でやり取りできるインターネット然り、大容量の情報を記録できるDVD然り

 そして時を経るにつれて、新しい制度や仕組みを受容する動きが広がり、新しい制度や仕組みが人々の間に根付き、社会は変化する。

 モータリゼーション社会然り、ネット社会然り、労働組合制度然り


 現在、法科大学院・新司法試験制度、ひいては法科大学院卒業生を否定的に捉える人々が社会の大勢を占めているようです(そのおろかな代表例が黒猫のつぶやき)。

 そして、司法修習生就職難問題や植村教授問題が生じると、否定的に捉える人々は大げさに騒ぎ立てるのです(そもそも行政法論文式問題の配点はたかが100点、しかもその論点(執行停止)は足し算程度の初歩的なものにすぎない)。

 ところが、法科大学院・新司法試験制度、ひいては法科大学院卒業生と直に接する人々、すなわち


 法科大学院で教える学者・実務家や新60期と接する(民事裁判修習を担当した)裁判官など


の間から、法科大学院・新司法試験制度、ひいては法科大学院卒業生を評価し、肯定的に捉え、受容する動きが生じるのです。


 そして時を経るにつれて、法科大学院・新司法試験制度、ひいては法科大学院卒業生を受容する動きが広がり、新しい制度や仕組みが人々の間に根付き、

社会は司法制度改革の目指す姿へと変化していくでしょう。



posted by 一法科大学院卒業生 at 01:00 | TrackBack(0) | 新司法試験・法科大学院への誤解について
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2007年06月22日

大宮法科大学院は閉校?

新司法試験の結果に関する
http://www.moj.go.jp/SHIKEN/SHINSHIHOU/h19kekka02-1.pdf
にある、法科大学院別の短答式試験合格者数を見返した。

 そしてあることに気付いた。

大宮法科大学院大学

出願者 62

受験者 43

短答式試験の合格に必要な成績を得た者 24


短答式試験の合格率 約55%

そもそも大宮法科大学院は
http://www.omiyalaw.ac.jp/outline/index.html
にあるように理想に走っている。

 理想に走ることは否定しない。

 しかし理想に走りすぎたかつての

京都帝国大学法学部(現・京都大学法学部)は

「国家試験合格者の減少、そして入学志願者の激減という現実の前に、明治40年、方向転換を余儀なくされることになった」(http://kyodai.jp/I-Enkaku.htm より)
 にあるように方向転換して今日に続いている。

 大宮法科大学院に限らず、理想に走りすぎて低い合格率に甘んじた法科大学院(ロースクール)は(小手先のカリキュラム改変にとどまらない)方向転換を迫られるだろう。

 もし方向転換をしない、もしくは方向転換に失敗すれば、閉校は免れないでしょう。

 ところが、少なくとも大宮法科大学院には現時点では、方向転換をする気配はないようです。

 このままでは、大宮法科大学院は閉校してもおかしくはないでしょう。



 
 大宮法科大学院閉校前に理想に走りすぎた人々の記録をぜひ!続きを読む
posted by 一法科大学院卒業生 at 10:00 | TrackBack(0) | 新司法試験・法科大学院への誤解について
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2007年06月03日

四大事務所は法科大学院卒業生に希望を見ている

次のような誤解があるらしい。
「大手渉外事務所は、よほど卓越した能力や特殊技能などが認められなければわざわざ新試験合格者を採用するとは思えません」
http://blog.goo.ne.jp/9605-sak/e/526424b88581003ce614403a328916ea より

しかし、これは誤りである。


実は、長島・大野・常松、森・濱田松本、西村ときわ、アンダーソン・毛利・友常の四大事務所は、

法科大学院卒業生に

将来への希望

を見出しているのである。

 とある渉外弁護士は語った。

・旧司法試験合格者は、旧司法試験の合格率は低下しているのに、以前と比べて特段、能力が高いとは言えない(事務所はそのデータをある程度把握しているらしい)。

・他方、法科大学院卒業生は、法律を幅広く学んでいる(少なくとも、旧司法試験合格者と異なり、行政法ともう一科目は必ず学んでいる、敵対的買収やその防衛策の基礎は商法科目で扱われる。ファイナンス法を学んでいる者もいる)。

・法科大学院卒業生については、成績(GPA)によってその能力を見極めることができる。



 すでに四大事務所のサイトでは、法科大学院卒業生向けに個別訪問受付ページが設置されている(実際の個別訪問は七月から)。

 これは一体何を意味するか。

 よく考えていただきたいものである。

posted by 一法科大学院卒業生 at 19:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 新司法試験・法科大学院への誤解について
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法務部員と弁護士との決定的な違い

企業法務の世界において、法務部員がすでに大勢いるから弁護士はこれ以上必要ないという論調があるらしい。そのため、弁護士が余るという、見方があるらしい
http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20070223/1172298442
http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20051219/1135095946
http://gontango.exblog.jp/4688216
http://d.hatena.ne.jp/yaeno_29/20061003/1159830013
など
 しかし、これは


法務部員と弁護士との決定
的な違い


 を無視した議論である

法務部員は特定分野について徹底的に詳しいことは間違いない。定型的な処理に長けているかもしれない。契約書を早く書けるかもしれない。しかし、

法務部員は

 法律の基礎的トレーニング

を受けていない。

他方、弁護士は司法研修所などで法律の基礎的トレーニングを受けている。また、様々な法分野についてトレーニングを受けている(特に法科大学院卒業生はその傾向が顕著である)そして、弁護士は裁判上の紛争処理についても一通り修得している(要件事実はこの点と密接に関連する)

そのため、法務部員にできなくて、弁護士だけにできることがある。

1.弁護士は業務を見て法律上の問題点を見つけることができる。

 例、ある会社での会話
  取締役A「使用禁止の添加剤が商品に入っていたらしいですよ」
  取締役B「まあいいんじゃない」

 この会話の何が問題か、分かりますか。
 添加剤についての法律違反、商品回収をすべきかどうか、だけでは答えとして不十分です。

 弁護士(や法科大学院生)がこの会話を聞けば、取締役の損害賠償責任や株主代表訴訟が問題点になることに気付くはずです。
 (ちなみに、上の例はミスタードーナッツの商品に使用禁止の添加剤が使われていたのに、そのことを放置したために生じた損害をめぐる株主代表訴訟を念頭に置いた例です。そしてこの訴訟で、大阪高裁は取締役に数億円の損害賠償を命じています)

 法律上の問題点を見つけ出し、早めに対処しておく。これは企業の抱える法的リスク(特に株主代表訴訟や独禁法違反による各種制裁)を最大限軽減できる有効な方法です。そのためには、弁護士(特に社内弁護士)の存在が必要不可欠です。

 社内弁護士が入り、社内の法律上の問題点を見つけ出し、外部の弁護士と強力して問題解決に取り組む。
 これはまさに、司法制度改革の目指す姿(今はまだ一部金融機関や大手商社くらいですが)です。
 この姿を目指すために、法科大学院が設置され、多くの法律実務家を養成しているのです。

 日本には上場企業だけで2000以上もあります。
 非上場企業を含めれば星の数もあります。
 数千人の弁護士増加分は企業だけで簡単に吸収できるはずではないでしょうか(その主張をされている方として久保利弁護士
http://markets.nikkei.co.jp/column/rashin/personal.cfm?genre=q9&id=q9a5l000_21&date=20070521 )。
続きを読む
posted by 一法科大学院卒業生 at 10:21 | Comment(0) | TrackBack(1) | 新司法試験・法科大学院への誤解について
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2007年05月30日

新・旧・司法試験、合格率の誤謬

・新司法試験 合格率 4割強

・旧(現行)司法試験 合格率 数%

 これだけを見ると、旧(現行)司法試験の合格者の方が優秀であるようにも見えます。
 
 しかし、

・新司法試験 受験資格 法科大学院修了
  →受験生は全員、法科大学院修了生。少数

・旧(現行)司法試験 受験資格 大学の一般教養課程修了
  →受験生は大学生、大学卒者など、多数

 新司法試験と旧(現行)司法試験とでは、合格率の分母となる母集団が大きく異なります。となると、両試験の合格率をそのまま比較するにはややムリがあるかもしれません。

 また、法科大学院制度の理念を真に受けて、旧(現行)司法試験受験をやめて、法科大学院へ進み、新司法試験を受けるに至った方も少なからずいるようです。
 
 そして、そもそも司法試験は法律実務家候補を選抜するための試験にすぎません。
 ある人物が優秀かどうかは最終的には、実務家としてどのような仕事をするかによって、判断されるでしょう。
 試験の段階で、ある人物や集団の優劣を判断するのは、早計なことかもしれません。
 最近の例で言えば、大学の成績はいまいちだった小柴氏。大学を卒業してから数十年後に、ノーベル賞を受賞しています。大学卒業時の彼は決して優秀とは言えなかったでしょう。しかし、ノーベル賞受賞の彼は万人から賞賛されています。

 そうなると、新司法試験合格者と旧(現行)司法試験合格者との比較を、実務家になる前の段階で行うことは、やや早計なことかもしれません。
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posted by 一法科大学院卒業生 at 19:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 新司法試験・法科大学院への誤解について
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