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2007年06月08日

満員電車は適法です

満員電車は違法

http://miso.txt-nifty.com/tsumami/2007/06/post_024b.html

と言っている方がいるようですが、

これは誤りです(刑法総論を講義に出席してしっかり学んだ法学部学生ならその理由は分かるはずです)


満員電車は違法

の根拠は
◆ 鉄道営業法 第26条
 鉄道係員旅客ヲ強ヒテ定員ヲ超エ車中ニ乗込マシメタルトキハ三十円以下(※罰金等臨時措置法により、現在は2万円以下)ノ罰金又ハ科料ニ処ス

に満員電車が違反している、という点にあります。

 しかし、刑法の世界では満員電車が鉄道営業法第26条に抵触しないことは(おおむね)次のように説明さてれいます。

1.鉄道営業法第26条は「乗込マシメタル」と、使役形で表記されているので、同条に該当する場合は、駅員が乗客に対して乗車を強制したときに限られます。

2.しかし、世の中に存在する満員電車は乗客が自ら進んで乗り込んでいる。
(いやいや乗っているという方もいるかもしれませんが、駅員から強制させてはいないはずです。そもそも満員電車が嫌だと思えば、次の電車を待つなり、別の交通手段(自転車や徒歩など)を利用することもできるのに、満員電車に乗っている以上、駅員から強制されているとは言えません)

3.よって、世の中に存在する満員電車は、駅員が乗客に対して乗車を強制していないので、鉄道営業法第26条に抵触しない(=満員電車は適法)。

(なお、この説明は、文献を一切見ずに書いたおおざっぱな説明なので、詳細は基本書で確認してください)

http://miso.txt-nifty.com/tsumami/2007/06/post_024b.html
は中途半端な法的知識を身に付けた為に起きた誤解です。


 このような誤解をしないためにも、しっかりと法的思考の基礎をこれからも鍛えたいものです。




 ちなみに、
◆ 鉄道営業法 第15条
2 乗車券ヲ有スル者ハ列車中座席ノ存在スル場合ニ限リ乗車スルコトヲ得
 を違法とする意見もあるようですが、
 
 これは、座席に座らずに立って乗車することを前提とする規定を有する別の法律が鉄道営業法制定後に、制定されていたと記憶しております。そのため、後法は前法を破る法原則(旧法と新法がある場合、新法が優先される原則)により、上記規定は効力を有しないとなったはずです(このあたりは記憶があやふやなまま書いていますので、くれぐれも鵜呑みにしないようにしてください)。


 この文章を書きながらつくづく、新司法試験後はとても暇であることを思い知らされます。




 
posted by 一法科大学院卒業生 at 08:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 司法制度・法制度への誤解について
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